第500回記念JPSオークション Part.1 オススメ
Lot No.37 第1回国勢調査3銭貼、未納印
Lot No.37
 この切手は我が国で初めての国勢調査をPRするために、1920(大正9)年9月25日に発行されました(国勢調査は10月1日)
 原則、日本国内だけしか切手が発行されず、外国郵便には使えませんでした。更に使用期間も限定され、1921(大正10)年3月31日で使用禁止となりました。それ以降に使用させた郵便物は、出品物のように「未納」扱いとなりました。ただし実際は見逃されて、「未納」印が押されなかった郵便物も多かったようです。
 なお、第2回国勢調査記念切手(昭和5年9月25日発行)は、このような使用制限はありません。
画像をクリックすると
拡大してご覧になれます。
Lot No.73 関東局始政30年3種、帝国議会議事堂11/2銭貼、書留
Lot No.73
 この郵便物には「2銭過超承認」と記入されています(超過の誤記?) 封書・書留は14銭ですが16銭貼られていますので2銭が「過納」となりますが、関東局始政30年3種を貼った段階で5厘オーバーしているのに、なお議事堂11/2銭を貼ったのかが疑問です。差出人が外国人ですので料金が分からなかったのかもしれません。
 この切手は関東州・満鉄付属地以外では発売されず、内地からは通信販売でしか入手できませんでした。内地でも使うことはできましたが、収集家以外の使用は極めてまれです。「2銭過納」ということで、収集家以外の使用だということを意識したのかもしれません。
画像をクリックすると
拡大してご覧になれます。
Lot No.309 旧小判狸2銭縦4枚連、黒1銭貼、書留 白抜十字+東京N2B2(11年)
Lot No.309
  「日本郵便印ハンドブック」によりますと、N2B2型は東京戸大阪だけに使われ、東京では明治8年7月〜翌年1月の使用例が知られています、と記載されています。
 この出品物は、白抜十字の証示印として、東京 明治11年5月17日のN2B2が押されています。便号は「ち」と判読できますが「ろ」かもしれません。封筒裏に「本局」の朱印が押されているのも興味深いものです。
画像をクリックすると
拡大してご覧になれます。
Lot No.343 皇太子成婚30円貼、第2地帯航空印刷物
Lot No.343
 第2地帯(米国、カナダ、中米、西インド諸島)の航空印刷物30円料金の期間は、1959年4月1日〜1961年10月1日の2年半。この期間に発行された額面30円の記念切手は国際文通・桑名、蒲原、日米修好友好、それにこの皇太子成婚30円の4種類だけです。適応切手の少なさと、使用期間が比較的短いことから、昔から注目されている使用例です。
画像をクリックすると
拡大してご覧になれます。