第501回JPSオークション オススメ
Lot No.67 菊10銭貼、書留、丸一 對馬/竹敷 42.5.13ハ便
Lot No.67
 裏面の差出は「対州竹敷第十五艇隊水雷艇 ?」となっています。竹敷局は明治34年に再設されていますが、その頃は、日露戦争に備えて対馬海峡の重要性から「竹敷要港部」が拡充、整備されています。要港部の1組織として、明治38年までは水雷敷設隊も設けられていました。こうしたことから、このエンタイヤは軍事郵便史を物語る一面も持っていると思われます(通信文が無いのが残念ですが…)
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Lot No.219 発光切手15円 定常変種:黒影
Lot No.219
 「黒影」は発光切手15円の定常変種として知られていますが、入手するのにはかなりの“努力”が必要です。中央の白い花弁の真下の青色が、ほとんど黒に近い色になっています。
 出品物では、縦Pの下の切手に見られるので上の切手と見比べるとよく分かります。
 発光切手7円にも定常変種「背びれの線折れ」がありますが、残念ながら、このロットには含まれていません。
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Lot No.220 金魚7円貼 万国郵便大会議消印押
Lot No.220
 第16回万国郵便大会議がアジア地域で初めて東京で開かれました。会期は1969(昭和44)年10月1日から11月14日まででしたが、会場の東京プリンスホテルの臨時郵便局は9月24日に開設されました。
 和文(櫛型)印と欧文(三日月)印が日付印として使用されましたがゴム製の櫛型印も式紙用として使用し、記念押印に応じました。記念切手4種も発行されましたが、臨時郵便局の押印のものは見たことがありません。一般の人は会場内に入れず、郵頼も効かなかったのかもしえません
 出品物は、閉局日の日付で、メータースタンプを含めてすべての消印が押されている記念カバーで、公式に作られたものと思われます。
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Lot No.2023 菊10銭貼、書留 名古屋新栄町 1.9.4 誤植印
Lot No.2023
 名古屋新栄町(ナドヤシンサカエマチ)は明治41年2月21日、名古屋大阪町を移転・改称して開局しました。三等無集配局でD欄に「☆」が入っています。
 出品物は、A欄に局名が入るはずが 時刻表示の「前11-12」、C欄には局名「名古屋新栄町」が入っています。見方を変えればB欄が間違っているのかもしれません。大正に改元して間もないので、日付を逆転したまま使用していた可能性もあります。いずれにしても面白い誤植印だと思われます。
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Lot No.2069 3次昭和 富士と桜20銭 10枚B 、県名カタカナローラー
Lot No.2069
 この切手としては、非常に遅い昭和28年の使用。恐らく「別納」に使われたものと思われます。「オオサカ堺」のローラー印が10枚ブロック(左耳紙つき)の5か所に押印されています。台切手の刷色によってやや不鮮明で、右側2枚は印面が一部カットされています。
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