第502回JPSオークション オススメ
Lot No.2162 東京ボタ・鏡字 旧小判紫2銭
Lot No.2162
 大型ボタ印の鏡字は、東京、長崎、新潟、金沢が知られていますが、長崎を除いて、正字に比べて圧倒的に少なく、珍しいものです。東京ボタの鏡字は1881年(明治14)9月と1886年(明治19)9月の2時期に、本局の他、四谷、本郷、神田、芝口の5支局で使われました。
 出品物の旧小判紫2銭切手は1879年(明治11年)の発行ですので、初めの使用時期のものと思われます。切手の左側目打が2〜3ヶ ショートで左下がRC気味ですが、状態はまずまずです。
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Lot No.2213 記番印コレクション 74枚
Lot No.2213
 記番印(記号入り番号印)は1874年(明治7)12月から1879年(明治12)にかけて、全国(77ヵ国)1,820局余りで使用されたとみられていますが、確認されたものは1,400局余りで、まだ多くの局が確認されていません。
 出品物は「イ113号」(武蔵・児玉)から「イテ第7号」(後志・岩内)まで、地域的に分類・整理されていて、中には「フ二九」(羽後・十二所)のような珍しい局も含まれています。また白抜記番印が2枚あり、やや不鮮明ですが、子一(大阪)とイチ一(岡山)と思われます。
 台切手は旧小判狸2銭が63枚、黒1銭が11枚となっています。
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Lot No.2559 局名バー入りロット860枚以上
Lot No.2559
Lot No.2559
 局名バー入り(A欄バー入り)は九州郵政局と沖縄県で、1960年代〜80年代にかけて数多く出現しています(なぜバーが入ったのか、正確な発生原因は不明です)。局名が3文字の場合、「門司港」では門と司の間に、「長崎北」ではそれぞれの間に、いずれもバーが入るというバラエティが生じています。
 沖縄は那覇、コザで使用した15枚が含まれています。台切手(オンピースも含む)はソメイヨシノ10円〜弥勒菩薩50円で第1種(封書)に使った切手が多くなっています。
 また、北海道でも局名バー入りが出現していますが、こちらの方は丸型印で平成2年の使用となっていますので、九州・沖縄とは異質なものです。
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Lot No.2656 大東亜戦争1周年5+2銭貼「宣戦の詔勅」入り
Lot No.2656

Lot No.2656
  日本が戦争を始めるときは天皇が開戦の詔勅を発することが旧憲法下で決められていて、日清、日露戦争の際も出されていました。太平洋戦争の場合は1942年12月8日に「宣戦の詔勅」が準備されていましたが、それが発せられる前に、真珠湾攻撃によって戦争が始まってしまい、終戦の詔勅の時のようにあまり知られていません。
 印刷された「宣戦の詔勅」は漢字にふり仮名があり、広く国民に周知する方策がとられたものと思われます。
 出品物は「詔勅」に大東亜戦争1周年記念5+2銭切手を貼り、“窓開け“封筒にかけて特印が押されています、太平洋戦争関連のコレクションには格好のマテリアルではないかと思われます。
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Lot No.3162 平川式機械印コレクション25局
Lot No.3162
 平川式機械印は1925年(大正14)12月から1935年(昭和10)年の後半まで、全国34局で使用されました。櫛型印の上部に6本の平行した縦線が配された印影が特徴です。
 出品物は このうち25局まで揃っています。未収局は新宿、本所、小田原、平塚など9局のみで、“完収”も夢ではありません。
台はがきは、青分銅13枚、楠公11/2銭26枚、田沢11/2銭貼(私葉)9枚で36リーフに整理されています。
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