第504回JPSオークション オススメ
Lot No.90 旧大正毛紙8銭貼外信はがき
Lot No.90
 外信(船便)はがき8銭料金は1922年(大11)1.1〜1925年(大14)10.1までの3年9か月。この料金のため発行された富士鹿・旧版8銭貼の外信はがきが一般的で、大正12年の関東大震災以降は震災8銭が使われています。
 旧大正毛紙8銭は後期・適応使用という事になりますが、8銭切手そのもの使用例が少ない中で、外信はがき使用はコレクションの中に入れておきたいものです。
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Lot No.134 秀山堂30銭85枚
Lot No.134
▲ 内容例
 秀山堂30銭のシートは余程、慎重に扱わないと、トンデモナイことになります。目打が離れてバラバラになり、原型を留めない状態になってしまいます。
 この出品物もそうした“運命”を辿ったものと思われます。しかし秀山堂30銭はプレーティング(リコントラクション)が可能です。幸い銘版つき横10枚連が残っていて、銘版はS版(セリフつき)です。
 刷色から3種類のシートからの寄せ集めのようなので、完全なリコントラクションが出来るかどうか不明ですが、ひとつ挑戦してみてはいかがでしょうか?
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Lot No.208 石山寺多宝塔4円貼 図入り年賀印(コマ)
Lot No.208
 この時期のはがき料金は5円ですが、年賀はがきに限って4円となっています。図入り年賀印は昭和25年から使い始め、昭和31年まで使用されました。出品物は図入り年賀の最終年使用と言う事になります。
 昭和31年の私製年賀はがきには昭和すかしなし・初雁4円、尾長鶏5円、オシドリ5円があり、それらの手押し年賀印はいずれも余り多くありません。 多宝塔4円はそれらに比べるとやや多いようですが、当時は官製年賀はがきが広く使われたため、私製年賀はがきそのものが少なく、まして図入り年賀印を押印したものは貴重だといえるでしょう。
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Lot No.210 姫路城14円(円位)貼 外信はがき
Lot No.210
 外信(船便)はがき14円料金は1949(昭和24)年から1959(昭和34)年までの10年間続きました。
 姫路城14円(円位)の発行は1956(昭和31)年ですので 14円時代の最後の2年半に使われたことになります。しかしこの時期は航空便が主流となりつつあり、船便ではがきを送るケースは極端に少なくなりました。
 出品物は、三日月欧文印が押され、外信はがきとして申し分のないものです。カタログ評価は2万円ですが、とてもその値段では入手できない代物だと思われます。
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Lot No.320 文化人 野口英世8円 タイプII 20面シート
Lot No.320
 野口英世タイプIIにはなぜか状態の良いものは少ないようです。出品物も表に少シミ、裏は目打部分を中心にシミが多くなっています。
 しかし、タイプIIのシートは極めて少なく、「さくら」カタログでは30万円、組合カタログでは50万円もしています。
 文化人切手では版番号が注目されますが、このシートは20番で、UL(上左)に表示されています。
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