第509回JPSオークション オススメ
Lot No.441 切手帳表紙・旧大正毛紙・内国用2種
Lot No.441

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 旧大正毛紙の切手帳表紙は、新大正毛紙と様式が同じで見間違えることが多いようですが、裏面の銘版の違いで判別できます。旧大正毛紙は「大日本帝国政府印刷局製造」となっていますが、新大正毛紙は「大日本帝国政府内閣印刷局製造」と「内閣」の文字が入っています。新大正毛紙の切手帳は一般的ですが、旧大正毛紙は表紙だけでもあまり見かけることがありません。
Lot No.516 2次昭和 靖国神社27銭貼、速達
Lot No.516

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 この切手は封書の書留及び速達用として1945(昭和20)年2月2日に発行されましたが、同年4月1日に郵便料金が改定になったため、2か月足らずしか適用期間がありません。さらに逓信省告示「郵便物の取扱に関する特例」よって、資源節約の為、書留郵便物には切手を貼らずに料金別納印とするようになりました。
 戦争激化によって速達郵便を差し出すことも余り多くなかったため、この靖国神社27銭を貼った郵便物は極端に少なくなっています。
 出品物は局名がやや不鮮明ですが、差出地は「新潟市関屋新町」ですので「新潟関屋」と思われます。
Lot No.546 UPU75年小型シート 特印「郵便週間記念」
Lot No.546

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 万国郵便連合(UPU)75年記念切手4種は1949(昭24)年10月10日に発行されていますが、この小型シートは同年11月1日発行となっています。またこの小型シートには、ほかのものと違って、題字が印刷されていません。何故でしょうか。
 11月1日には「月と雁」が郵便週間記念として発行されていますが、これとは別に「切手趣味週間」記念としてUPU75年小型シートを発行したのではないかと思われます。従って特印も「月と雁」と同じものを使用しています。切手趣味週間切手コレクションの中に入れてもおかしくない1点だと思われます。
Lot No.644 台湾地方切手 不発行5種完
Lot No.644

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 太平洋戦争末期、本土からの切手配給が途絶したため、台湾では現地で切手が製造されました。数字をデザインした6種と昭和切手の藤原鎌足、梅花模様の2種の合わせて8種類。このうち数字切手3種類は終戦直前に発行されましたが、ほかの5種類は不発行となりました。
 今回の出品物はその不発行の5種類。この切手は精巧な模造品が出回っているため注意しなければなりませんが、出品物には「日本郵趣連合」の鑑定書が付いています。
 なお、戦後、中国郵政に接収されたあと、「中華民国/台湾省」と加刷された切手が発行されています(出品番号645)
Lot No.2874 万国郵便大会議4種完貼FDC
Lot No.2874
(内容例)
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 第16回万国郵便大会議は1969(昭和44)年10月1日から11月14日まで東京港区の東京プリンスホテルで開かれました。
 会議に先だって万国郵便東京大会郵便局(Universal Postal Congress Post Office)が9月24日に設置され、会議終了後の11月11日まで開設されました。櫛型印、欧文印の他、記念切手発売日には特印も使用しました。
 ほかに櫛型ゴムの式紙印を記念押印したカバーも存在しますが、この出品物にはそれはありません。