第517回JPSオークション オススメ
Lot No.2107 U小判2銭 那覇ボタ
Lot No.2107

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 那覇ボタは、大型ボタ印の「横綱」です。カタログ評価も赤二(単片)が12万円、エンタイアは80万円となっています。
 明治20年2月からの第5次使用局3局(札幌、那覇、根室)はいずれも大型ボタの少ない局ですが、その中でも那覇は別格です。あまり使われなかったためか、出品物の消印は極めて鮮明で、左耳紙にわずかにかかっている程度の満月印です。切手の用紙は中期白紙、目打81/2です。

Lot No.2141 菊5銭田型 櫛型 A欄愛知、C欄千種
Lot No.2141

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 これは鉄道駅の電信取扱所で使われた消印です。A欄は道府県名、C欄は駅名(電信取扱所名)となっています。郵便印とは異なるという事で「日本郵便印ハンドブック」などの文献には不掲載ですが、電信料を切手で納付し切手上に現れる消印ですので、今後は文献に載せてほしいと思います。

Lot No.2267
1966年シリーズ 弥勒菩薩50円 銘版つき10枚ブロック+計数番号耳紙つき
Lot No.2267

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 1966年シリーズの弥勒菩薩50円は“あずき弥勒”と言われていて、同図案の円位・茶弥勒、1967年シリーズ・赤弥勒、1976年シリーズ・緑弥勒の中では最もカタログ評価が高くなっています。
 この切手の目打は「逆二連1型」と「下抜全型7つ穴」の2種類がありますが、前者の方がやや少ないようです。10枚ブロックに繋がって右側に耳紙が付いています。上部の目打が判るように逆L型に切手を収集する方法がありますが、出品物には耳紙に8枚分の切手はありません。
Lot No.2277 緑・弥勒菩薩50円 コート紙
Lot No.2277

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 記念切手用の用紙(コート紙)に誤って印刷されたといわれています。切手を横から見ると印面に光沢があるので、使用済でもはっきりと判ります。
 昭和52(1977)年から昭和55(1980)年にかけて、東海郵政局管内と福島県内の一部郵便局で発売されました。昭和52年使用のものが多いようですが、出品物のようなオンペーパーながら満月印はあまりお目にかかれません。

Lot No.2400 文化人切手 夏目漱石 版番号LL5
Lot No.2400

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 文化人切手の収集には「版番号」が欠かせません。版番号(裏文字)が耳紙のトンボの横線の上に記されたもの(U)と下に記されたもの(L)、さらに右耳紙(R)か左耳紙(L)かで分類します。したがってUL=上左、UR=上右、LL=下左、LR-下右の4種類が存在し、それぞれに1〜21までの番号が付けられています。
 文化人切手19種の内、15種に版番号の存在が確認されていますが、未確認のものも多く、出品物のように今回初めて発表されるものもあります。