第528回JPSオークション オススメ
Lot No.2044

房1銭(49) 第2版 リコンストラクション(出品者記述)

Lot No.2044

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 手彫切手が安いと言われ久しいが、ここ数年競争展で新しい方の手彫作品を拝見することが多くなってきた。図入アルバムのカタログコレクターで今まで埋まらなかった手彫のページをこつこつ充実されている方も少なくないのでは。
 カタログ・ゼネラルコレクションでもカバーのページが入ると見応えが違うし、リコンストラクションとなればよりいっそうであろう。1リーフ構成に使う枚数分の費用に較べれば、リーズナブルな価格で作品に重量感を与えられる。
最低値:50,000円
   
Lot No.2062

旧小判10銭(71)貼 、外信 大ボタ東京 + 20ミリ TOKIO 28.OCT.1887
→ 20ミリ YOKOHAMA 29.OCT.1887 → 独国(裏着印)

Lot No.2062

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 10銭1枚貼の外信便は珍しくないが、東京大ボタでの抹消使用がミソ。TOKIO証示印、YOKOHAMA中継印の両20ミリ印が表面にあるのも好ましく、専門収集にも十分耐えられる。
 横長封だが、全盛期に較べれば1/5以下。ゼネラルコレクションのページに輝くお買い得品。
最低値:7,500円
   
Lot No.2088 使用済 U小判5銭(80) 100枚(百枚束)
Lot No.2103 使用済 新小判10銭(85) 100枚(百枚束) 
Lot No.2115 使用済 新小判15銭(86) 100枚(百枚束)

Lot No.2088

Lot No.2103

Lot No.2115

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 #2079〜2125のパートはU・新小判の使用済小ロット(100枚が多い)。未整理品で、ほとんど丸一印だが、有用消も多数見られる。特に、百枚束と注記品は4〜50年以上前に糸掛けされた文字通りのウブ物。
 上記は特にコンパウンド(複合)目打が見つけやすい3額面。他額面も含めて1枚10円で夢を買ってみては。宝くじよりは女神がほほ笑む確率が高いかも。
最低値:各1,000円
   
Lot No.2126

手彫はがき 脇なし二つ折り1銭(PC6)仮名ト、不統一□伊賀上野県 + KG 10. 12
→ KG 山城・木津 10.13 → N1B1 伏水 7.10.13 午後 → N1B1 大阪 7.10.14 朝 (裏面)

Lot No.2126

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 #2126〜2141は、伊賀国・明治期の郵便印。小国のため点数は少ないながら、丸一印まで珍しい局の使用例も含み、興味深い。
 このアイテムは、2中継局・到着局の二重丸印が押されておりその送達経路が明確な上、何よりもルックスがよい。二つ折はがきの収集家でも欲しがるのではないだろうか。
最低値:30,000円
   
Lot No.2185

新大毛11/2銭(159)貼私葉3枚(裏金剛山絵葉書・内2枚絵面に記念スタンプ押)、
ローラー外金剛山 6.6.7 (紫印) 2枚、櫛 江原・高城 6.6.7

Lot No.2185

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 もちろんフィラテリックであるが、なんと言っても外金剛山の紫ローラー印が実に美しい。門外漢でも思わず手を出したくなるような魅惑に満ちている。1枚を処分して元を取ろうなどとよこしまな考えでは落札できないかも。
最低値:2,000円
   
Lot No.2190

新大毛11/2銭(168)2枚・7銭(171)貼、外信 風景印 横浜 10.3.5 (2印) → 米国、
カールルイス手彩色カバー、本人手紙入


Lot No.2191

新大毛3銭(169)2枚・5銭(170)・風景1次2銭(213)貼、外信 風景印 藤栄10.7.11(2印)
→ 米国、 カールルイス手彩色カバー

Lot No.2190

Lot No.2191

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 戦前のカールルイスの手彩色初日カバーは大変人気が高い。それだけを専収している人もおり、その人気ぶりで価格は上げ止り傾向となっている。逆に風景印での差立カバーは出来映え自体同様に美しいのに割安で、これらもそんな2点である。
 前者はよく見かける横浜ながら、本人のタイプ打ちの手紙に自筆サインが添えられている。後者は朝鮮差立でエキゾチックな雰囲気をかもし出している。どちらを応札するか、両方共するかは、あなたの心持ち次第。
最低値:各4,000円
   
Lot No.2501

洋紙茶1銭仮名レ 3枚貼、隷書不統一印で抹消、証示印として池上KG、
中継印 として小田原KG、着印として「平塚検査」朱印、オープンカバー

Lot No.2501

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 #2448〜2582は2018年の「神奈川県(武蔵国・相模国)初期郵便印」の追加・再出品。丹念に見ればまだまだお宝の山。
 このカバーも、相模国・池上の不統一印はかなり珍しい使用例。明治8年使用と思われるが、池上局自体が明治17年までの短命局。
 他にもNo.2498 相州浦賀検査、No.2499 平塚検査など手彫切手貼不統一印カバーが数万円の最低値で設定されている。
 さらに単片では、手彫不統一・記番印が数千円、小判二重丸印でも数百円の最低値で出品されている。
 神奈川にこだわらず、手彫・小判コレクションのお手軽価格での充実にも、ご活用頂きたい。
最低値:65,000円
   
Lot No.2729

文通週間 甲州石班沢50円(C483)貼、外信 三日月 AZABU 25.VI.68 → 米国

Lot No.2729

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 1970年前後の切手ブームの頃の高額記念切手の使用例が50年の時を経て注目、市場価格もうなぎ上りで衰えることを知らない。カバーだけでなく、前後に出品されている使用済単片も同様の傾向を示している。平凡な高額記念でさえ売り手市場、人気の文通週間は言わずもがな。
 確かに子どもの頃50円記念切手は何枚も入手できず、使うなんてもっての他だったけど。
最低値:5,000円
   
Lot No.2793

立山航空(銭位)125円(X20)貼、航空、櫛欧 YOKOHAMA 4.3.52 (紫印)
→ 英国 (裏着印)、発行後1ヶ月内初期使用

Lot No.2793

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 航空切手、特に大型な立山航空は、大型封にやはり大型な記念切手との混貼はとかく嫌われがち。中々満足のいくカバーは見かけられない。このカバーは、シンプルな1枚貼の上、やや大き目な封筒ながらリーフに整理し易い縦横比。YOKOHAMAであるが、切手の刷色黄色に対し紫の櫛型欧文印が映える。しかも1ヶ月以内の初期使用例と、麻雀に例えるといわば満願カバーといえよう。
最低値:14,000円
   
Lot No.2977

沖縄ドル表示数字切手 1¢(45) 第4コーナー銘付6枚B、9・10列横無目打

Lot No.2977

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 #2973〜2981は、同様の一部無目打エラー・ブロックの数々。カラフルな図版が裏表紙を飾っている。沖縄を専門収集していなくても、このシリーズだけサブコレクションを楽しんでいるとの声を何人か聞いたことがあり、根強いファンが少なくないようだ。鮮明な使用済にこだわらなければ、未使用でも使用済でも、図入アルバム、あと百円加刷だけで完収というコレクターは日本中に多いはず。
 切手に比べ、沖縄のエンタイア収集は年々難しくなる一方で、一般の収集家にリーチのかかった百円加刷はかなり二が重いはず。逆に、沖縄のゼネラル・カタログコレクターでもむしろ今回のような誰が見ても判る派手な目打洩れを加えて、コレクションにアクセントを加えてみてはいかが。手が届かないところではないので。
最低値:10,000円