第529回JPSオークション オススメ
Lot No.2089
菊はがき 紐枠1銭(PC16)に菊5厘(101)加貼、丸一 後志・原歌 33.9.10 便空


Lot No.2097
U小判2銭(79)貼、丸一 後志・原歌 28.5.5 便空

Lot No.2089
▲#2089

Lot No.2097
▲#2097

画像をクリックすると
拡大してご覧になれます。
 
 原歌(ばらうた)という難読局。明治19年開局だが、二重丸印は見たことない。赤二の時代も便号空欄、一日一便。菊時代になってから便号空欄を使用した局とは希少度が異なる。
 No.2061〜2140は北海道の消印のパート。不統一・記番・二重丸印は単片中心だが、丸一印は単片に加え、エンタイア・葉書も。珍局はともかく、上記の道南・原歌はじめ道東・道北の希少局も見られるので、チェック願いたい。
最低値:各2,000円
   
Lot No.2146
旧小判10銭(71)・紫2銭(65)貼、書留重量便、東京ボタ+N3B3 →KG 市川大門(二行印)

Lot No.2146

画像をクリックすると
拡大してご覧になれます。
 
 重量便ゆえにやや大ぶりな封筒であり、東京大ボタ消は平凡だが着印のKG市川大門の二行印がアクセント。その上、封の下1/3の消印の押され方が絶妙。横に並んだ2枚の切手それぞれに東京ボタが満月に2印。その上に東京のN3B3、はさんで下に着印の市川大門(二行印)。
 珍しい使用例でなくともこれ1通でコレクションのセンスを感じさせるのでは。中額面の10銭でも、国内便は外信に較べて少ない。最低値も格安、お買い得品。
最低値:4,000円
   
Lot No.2201
旧大毛4銭(147)4枚貼(横P×2)、外郵重量便、欧櫛 YOKOHAMA 29.11.20 JAPAN(紫印、2印) →米国、封少サケ

Lot No.2201

画像をクリックすると
拡大してご覧になれます。
 
 エンタイアの多種多数貼か1種多数貼かは好みの分かれるところだが、普通切手を額面別に整理する昨今、1種多数貼のカバーは難しい額面ほど重宝する。外信横型封筒に、横4枚並んで行儀良く貼られ、刷色の赤と対照的な紫櫛型欧文で抹消された小ジャレたカバー。若干の欠点もこれまた格安な最低値。
 今回のセールは、田沢だけでなく前後の富士鹿・風景、更に菊・昭和等他のシリーズ全般、エンタイアが全般的に安価ゆえ、チェックをお勧めしたい。
最低値:2,900円
   
Lot No.2436
手彫 桜切手22種(9〜11、18、19、24、28〜30、32〜34、41〜44、46〜51)

Lot No.2436

画像をクリックすると
拡大してご覧になれます。
 
 #2436〜2454は、普通各シルーズごとの未使用小ロット。手彫から新動植物国宝、そして朝鮮・支那字入までボストークリーフにハウイドで整理(#2436はストックリーフに再整理)。一部少欠点含むもこれまたとにかく割安。
 ゼネラルコレクターやボストーク図入アルバムコレクターも、どうしても普通切手は二の次後回しになる傾向が。この機会を有効活用されてはいかが。各シリーズの専門家が見れば、目打等意外な掘り出しも期待できるかも。
最低値:80,000円
   
Lot No.2399
2次動植物国宝 観音10円コイル(371)12枚(6枚連×2)貼、三日月 YAMAZAKI(KYOTO) 16.VI.61F×3・D×3

最低値:8,000円

Lot No.2413
3次動植物国宝 円覚寺30円コイル(383)12枚(4枚連×3)貼、三日月 YAMAZAKI(KYOTO) 3.IX.63I×4

最低値:2,500円

Lot No.2414
3次動植物国宝 円覚寺30円コイル(383)8枚(4枚連×2)貼、欧ローラー KYOTO 27.V.1963I(1印)

最低値:3,000円

Lot No.2496
五重塔航空30円コイル(A37)4枚(縦P×2)貼、三日月 KYOTO 28.I.63I(1印)

最低値:8,000円

Lot No.2399
▲#2399

Lot No.2413
▲#2413

Lot No.2414
▲#2414

Lot No.2496
▲#2496

画像をクリックすると
拡大してご覧になれます。
 普通・航空コイルの欧文印マルティプル4点。ご存じロールであるコイル切手は、未・済とも縦ペア・縦ストリップしかなく、リーフ構成が単調にならざるを得ない。
 今回の出品はコイル縦同一枚数を横2列以上並べた使用例。当然エンタカット(紙付)こその効用。後者2点は、欧文ローラー・外信三日月印で1印消、実にスッキリと。リーフを引き締めること間違いなし。
   
Lot No.2854
赤十字会議11/2銭〜6銭・田沢新毛13銭(裏)貼、外信、風景印 横浜 12.1.14 (表2印・裏1印) →米国、カールルイス風景手彩色カバー、裏封記念スタンプ捺印

Lot No.2854

画像をクリックすると
拡大してご覧になれます。
 
 前回のオークションで2点の出品があり、「戦前のカールルイスの手彩色初日カバーは大変人気が高い。それだけを専収している人もおり、その人気ぶりで価格は上げ止り傾向。」とおすすめに書いたところ、最低値が安かったこともありその4〜5倍の落札値となった。
 今回も裏表紙のNo.2855、No.2855と3点が出品されているが、今回でも前回を若干上回った程度の最低値。今回は赤十字会議が貼られており、記念切手コレクターの参戦も予想され、また激戦間違いなし。
最低値:5,000円
   
Lot No.2904
アメリカ郵趣展(名古屋郵政局・東海郵趣連盟)記念カバー2通(カシエ違い)、文化人 夏目8円(C176)貼 小型 名古屋 25.6.15、東海郵趣連盟依頼作(松屋版第1号)

Lot No.2904

Lot No.2904

画像をクリックすると
拡大してご覧になれます。
 
 切手展の記念カバーも70年の時を経てその希少価値が。このカバーは特に、第2次大戦終了後わずか5年で対戦国アメリカの郵趣展を名古屋で企画と歴史的に興味深い上、東海郵趣連盟が松屋に制作依頼した松屋版カバー第1号という郵趣的価値を具現したカバーとも言えよ
う。
 初日カバー愛好家だけでなく、郵趣史研究家も入手したいのではないだろうか。
最低値:2,000円