第533回JPSオークション オススメ
Lot No.412 震災20銭(208)15枚ブロック(3×5)、櫛 滋賀高宮 13.4.7后6-9(8印)、郵便料金取立書に貼付、付せん付
Lot No.412

画像をクリックすると
拡大してご覧になれます。
 震災切手20銭(東京印刷)15枚ブロック(横3枚☓縦5枚)を貼った台紙を郵便料金取立書の裏側に糊づけしたもの。もう1枚、20銭切手(少破れ)があるが、そこは切手を剥した跡もあります。
 15枚ブロックの右上コーナーには、第2次版欠点の「点つきトンボ」が見られます。東京印刷20銭はシートの使用済が確認されていますが、15枚ブロックもそれ程、多くはないと思われます。
最低値:8,000円
Lot No.420 1次昭和 春日大社14銭(232)貼、書留、櫛 (樺太)大泊 13.11.11 三星 →茨城、中身入り
Lot No.420

画像をクリックすると
拡大してご覧になれます。
 樺太では内地より2年半ほど早い1940(昭和15)年9月1日より時刻表示を廃止してC欄三星が使われるようになりました。
 消印がやや不鮮明で、出品者は「13年」としているが「16年」の誤りではないかと思われます。13年に使われているとすれば、為替印の誤用ということになりますが、普通便ならまだしも、書留の場合は、滅多にそのようなことはありません。C欄も三星がどうか不明なこともあり、下見をして、ご自身の目で確認してほしいと思います。(手紙が封入されていますが、年号の記載はありません)
最低値:4,000円
Lot No.426 2次昭和 勅額10銭(257)貼、櫛 奈良 20.5.29 →東京、栁原友治差立
Lot No.426

画像をクリックすると
拡大してご覧になれます。
 奈良県の著名な郵趣家・栁原友治氏差出の封書。局名はやや不鮮明ですが、「奈良 20.5.2 9奈良県」と読めます。灰色勅額10銭の発行告示日は1945年(昭和20)4月1日ですが、これは後日、遡及して告示した日で、最初期出現日は4月15日となっています。
 出品物の日付はその1か月半後で、早い使用例といえます。この切手には「細字版」と「太字版」の2種類あり、「細字版」が初めに出回ったといわれていますが、出品物は「太字版」なので、「太字版」としての初期使用例となるかもしれません。
最低値:10,000円
Lot No.475 年賀 24年用 羽根つき2円(N4)縦P貼、櫛 東京中央 23.12.13 東京都(1印)、初日印
Lot No.475

画像をクリックすると
拡大してご覧になれます。
 第1種書状は、第2種はがきの倍という郵便料金体系が、明治以降ずっと続いてきましたが、終戦前後にはそれが崩れた時期がありました。昭和17年から3年間と昭和22年からの4年半です。
 戦前の年賀切手3種と、戦後の封書10円時代は、2枚貼の「封書年賀」が存在しますが、昭和24年の羽根つき2円は2枚貼っても封書料金に1円足りません。しかし第4種郵便ならば丁度4円です。出品物は羽根つき2円切手の初日印が押してあります。「4種便の実逓便」というのは郵趣家ならではの発想で、大変珍しい使用例です。
最低値:3,000円
Lot No.547 2・3次新昭和切手コレクション
Lot No.547
▲内容例▼
Lot No.547
画像をクリックすると
拡大してご覧になれます。
 現行切手の著名郵趣家のコレクションで、銘版つきブロックが充実しています。
 内容を一部、紹介しますと、五重塔30銭・糊なし12☓121/2の20枚ブロック、数字45銭の目打11☓131/2の銘版つき20枚ブロック(豊国印刷) 梅花模様100円の銘版つき田型、銘版つきペアなどです。その他、ブロックの中に定常変種も随所に見られます。
 使用済は評価の対象外としていますが、例えば梅花模様100円は120枚も使用済があり、可読印も多く含まれています。
最低値:360,000円