2001年絵入り年賀印の記録
植松 盾躬
西暦2001年1月1日は、21世紀最初の日である。この21世紀を祝って、絵入り年賀印が年賀郵便に押されることになった。絵入り年賀印の使用局は、全国の普通集配郵便局である。受付期間が定められており、2000年12月15日から20日までに到着した年賀郵便が対象となった。 早速、47都道府県の普通集配局へ「21世紀年賀印押印希望」と朱書きした封筒へ、年賀状を同封して送付する。同封した年賀状の種類は次のとおりである。年賀ハガキ、通常の官製ハガキ、寄付金付50円年賀切手貼付私製ハガキ、50円未満切手を多貼りにした私製ハガキとした。果たしてどの様に押印されてくるのか、楽しみに待つことにした。 この間、数局から電話で問い合せがあった。多貼りにした私製ハガキの押印方法に関するものであった。特別な希望もなかったので、その局の仕方に任せた。 続々と年賀状が返信されてくる。意外にもシャチハタ印が多い。押印状況を整理すると、次の表のとおりとなった。 |
北海道 | 東北 | 関東 | 東京 | 信越 北陸 |
中部 | 近畿 | 中国 | 四国 | 九州 | 合計 | |
機械印のみ 使用局数 |
1 | 1 | 2 | 1 | 3 | 1 | 1 | 10 | |||
シャチハタ印 のみ使用数 |
4 | 3 | 4 | 2 | 3 | 1 | 1 | 1 | 19 | ||
機械シャチハタ 両印使用局数 |
1 | 2 | 5 | 2 | 4 | 5 | 1 | 5 | 3 | 8 | 36 |
全国65局に差し出し、機械印のみしか押印していなかった局は、僅か10局(約15%)であった。逆に、シャチハタ印のみしか押印していなかった局は、19局もありほぼ2倍もあったのには驚かされる。 機械シャチハタ両印使用局は、多貼りにした私製ハガキの殆どが、シャチハタ印の押印であった。 以上が押印きぼうにより差し出した結果である。 尚、年賀状をそのまま投函したものは、全て機械押印であった。 |
押印事例 |
多貼りにした私製ハガキ(1) |
多貼りにした私製ハガキ(2) |
多貼りにした私製ハガキ(3) |
官製ハガキ |
年賀ハガキ |